格差社会を生きる家族――教育意識と地域・ジェンダー

2011年刊。 石川由香里・杉原名穂子・喜多加実代・中西祐子 著/ 定価(本体3,800円+消費税)/ A5上製/240頁/ ISBN978-4-8420-6578-6

不安定な現代社会,わが子の将来を憂う親たちの心は揺れている。「やりたいことをさせてあげたい」「自立してほしい」「女の子だから近くにいてほしい」……。ジェンダー,経済,地域の違いによって中間層の親たちがとる子育て戦略・実践はどう変化するのか。


書籍


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主要目次
第I部 地域と格差社会
第1章 親の教育行動と地域差
第2章 公教育に対する親の意識の地域差――公立学校教育改革の進行と「脱出」意欲の変容
第3章 進学に向けての地域格差とジェンダー格差――背景にあるケア役割への期待
第II部 ジェンダーという格差
第4章 女性の就業選択――母親の就業経歴を中心に
第5章 教育する父親の意識と実践
第6章 家族の実践とジェンダーの構築
第III部 子育てする親の戦略
第7章 子どもの「主体的進路選択」と親のかかわり
第8章 個人化する社会と親の教育期待
終章 子育ては変わるのか――格差社会を越える子ども観・子育て観を考える