2026年刊。 中戸祐夫・崔正勲 編 / 定価(本体3,000円+消費税)/ A5版並製/264頁/ ISBN978-4-8420-5591-6
◆グローバルサウスの核と非核の経験を検討し核拡散研究・国際秩序論に新たな問題を提示◆
核はしばしば大国間の抑止関係の文脈で論じられてきたが、国際秩序の「周縁」に位置付けられがちなグローバルサウスの諸国にとって、核は単なる軍事的手段にとどまらず、国際社会において「いかに受容されるのか」「いかに排除されるのか」という問題と深く結び付いた政治的資源でもある。(「まえがき」より)
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主要目次 【序 章】 「多極化」の中のグローバルサウスと核 (はじめに/国際秩序の「多極化」/「多極化」時代における「グローバルサウス」と核/グローバルサウスと核に対する日本の対応/本書の方法と構成) ■第1部 グローバルサウスと核兵器 【第1章】 プーチンの核ドクトリン (ソ連期の核開発と抑止/ゴルバチョフの新思考とソ連崩壊/ポスト・冷戦/プーチン政権と核戦略/特別軍事作戦SMO と核問題/核ドクトリンの改定/結語) 【第2章】 ウクライナ戦争と朝露「核ドクトリン」の交錯――戦術核の効用と朝露同盟 (問題の所在――2つの「核ドクトリン」/戦術核の2つの効用――配備と開発/朝露包括的戦略パートナーシップ条約――戦争協力と配備なき拡大抑止/クルクス越境攻撃と北朝鮮――戦術核使用の信頼性/ロシア「核ドクトリン」改定と核使用の敷居――朝露間格差/結語) 【第3章】 12.3 非常戒厳事態と核エスカレーションリスクについての理論的考察――何が非合理的な意思決定をもたらしたのか (分析枠組み/事例―― 12.3非常戒厳/理論的分析――なぜ核エスカレーションリスクがある非合理的行動を選択したのか/結論と含意) 【第4章】 モンゴルの非核地位 (核兵器を持たない・持てないモンゴル/非核地帯までの道程/非核地位の多様な意義/むすびにかえて) ■第2部 グローバルサウスと地域安全保障 【第5章】 「冷戦の終わり方」と朝鮮半島核危機 (「冷戦の終わり方」と「新冷戦」/朝鮮半島に関するクロス承認構想の浮上/盧泰愚政権の北方政策とクロス承認構想の変容/冷戦終結期における米国の朝鮮半島政策/北朝鮮の二元戦略と核危機の勃発/ほか) 【第6章】 「グローバルサウスと『核』」への日本の対応 (はじめに/核不拡散体制における対応/核兵器拡散問題への個別的対応/対応の要因と課題) 【第7章】 北朝鮮の核と日韓安保協力 (日韓安保協力に関するパズル(Puzzle)と分析枠組み/事例分析/日韓安保協力に関する理論的かつ政策的インプリケーション) 【第8章】 米朝関係進展における日本の北朝鮮政策 (問題背景と問題提起/分析枠組み――擬似同盟モデル/実証―― 2018 ?2019 年北朝鮮をめぐる日米韓関係) 【第9章】 東アジア共通の安全保障への道筋 (東アジアの分断と日本の立憲平和主義/東アジア秩序の推移と現段階/ 1946 年憲法と1951 年条約体制の矛盾的共存/東アジア安全保障における核問題/包摂的な安全保障対話の場をつくる――六カ国協議・ウランバートル対話・市民社会の遺産を継承する/ほか) 【終 章】 グローバルサウスと核 (分析枠組み――緩衝システム理論/緩衝システム理論から見た北朝鮮の核兵器高度化の意味) |