2011年刊。和田 洋典 著／定価（本体7,300円＋消費税）／Ａ５判上製／344頁／ ISBN978-4-8420-5566-4

1950年代以降の日本行政。大蔵省から続く護送船団方式は崩壊したが（金融），NTTの独占は今日も維持されている（情報通信）。2009年度日本国際政治学会奨励賞を受賞した新進気鋭の著者が「官民協調」にあらわされる日本政治経済を独自の視点で描き出した意欲作。

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主要目次 �T　理論編 第1章　国家・市場関係モデルの変遷 �U　実証編1：情報通信セクター 第2章　官民関係の源流――1940年代〜70年代前半 第3章 戦略的再規制の限定的な成功――1970年代後半〜80年代半ば 第4章　AT&Tモデルの亡霊――1980年代後半〜90年代後半 第5章　競争政策の蹉跌――1990年代後半〜2000年代 �V　実証編2：金融セクター 第6章　護送船団方式の源流と中核――1940年代〜50年代 第7章　国際化，自由化指向の微調整――1960年代〜70年代 第8章　護送船団方式の完遂――1980年代〜90年代前半 第9章　金融危機と〈ネオリベラル規制国家〉の実現――1990年代後半 第10章　官民協調への回帰と再転換――1990年代後半〜2000年代 �W　結論 終章