2012年刊。秋山 信将 著/定価(本体5,500円+消費税)/A5判上製/248頁/ ISBN978-4-8420-5565-7
巨大なエネルギーを生みだす,環境にやさしい資源として,日本国内では積極的に利用されてきた核。だが一方で,人間を一瞬で大量に殺傷でき,その数によっては人類を滅亡させる大量破壊兵器にもなりうる。この核という諸刃の剣をめぐる国家間の攻防に迫る,著者渾身の力作。
◆◆◆ Booksからウェブ書店を通じて注文する Booksの書店バナーよりご注文ください ◆◆◆
|
主要目次 はじめに――ふたつの「ルネサンス」とフクシマ,核不拡散をめぐる新潮流 第一章 核不拡散レジーム規範の遵守構造とその問題点 第二章 核拡散の態様と核不拡散レジームの政策装置 第三章 多国間管理構想――過去への回帰? 第四章 核不拡散レジームの危機とアド・ホックな協議体――イランの核問題におけるEU3+3の役割 第五章 イランを遵守へと回帰させるためのメカニズム――「強制」と外交 第六章 規範から戦略的配慮へ――ゲーム・チェンジャーとしての米印協定 終章 実効性重視の不拡散秩序の行方 |