2010年刊。 佐藤 宏美 著／ 定価（本体7,000円＋消費税）／ Ａ５判上製／256頁／ ISBN978-4-8420-4059-2

戦時において上官の命令に従って行為した「戦争犯罪人」はいかなる条件のもとに免責されるべきか。国家機関個人の国際刑事責任における「上官命令抗弁」の問題として論じられるこの課題について，「ニュルンベルク」以降の国際裁判を丹念に追った体系的研究。

◆◆◆ Booksからウェブ書店を通じて注文する Booksの書店バナーよりご注文ください ◆◆◆

主要目次 【序章】 　第1節　問題の所在 　第2節　学説状況と、本書における研究方法 【第１章】　ニュルンベルク憲章成立前 　第1節　憲章起草国の国内法状況 　第2節　国際法の状況 【第２章】　「ニュルンベルク原則」の形成 　第1節　ニュルンベルク憲章の成立過程 　第2節　ニュルンベルク主要戦犯裁判 　第3節　後続裁判 　第4節　東京裁判 　第5節　「ニュルンベルク原則」と上官命令抗弁の理論 【第３章】　ニュルンベルク後 　第1節　国際立法作業 　第2節　判例 　第3節　学説状況 【結章】　国際法秩序の構造変化と「ためらい」