分権改革下の地方自治法制の国際比較 ――地方自治法制の新たなパラダイムを求めて

2019年刊。 大津 浩 著/ 定価(本体6,200円+消費税)/ A5判上製/328頁/ ISBN978-4-8420-1523-1

◆グローバリゼーション下で進行する地方分権化の諸相◆
現代の地方自治の法制度と法理論の国際比較を通じて、グローバリゼーション下で進行する地方分権化の諸相、ならびにその結果としての地方自治法制の変容状況を明らかにする。
日本・中国・韓国・台湾にまたがる研究者による研究成果。


書籍


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主要目次
【序章】分権改革下の地方自治法制国際比較の意義と課題 <大津 浩>

―第1部― 欧米の地方自治と地方分権の現状
【第 1章】アメリカ地方自治の法とその動向 <北見宏介>
【第 2章】英国における政治構造変革と「2つの分権」 <河上暁弘>
【第 3章】フランスにおける地方分権・地方自治 <飯島淳子>
【第 4章】イタリアにおける州および地方団体の自治 <芦田 淳>
【第 5章】ドイツにおける地方自治保障の現状―分権化と民営化の挟撃の中の市町村自治 <人見 剛>

―第2部― 東アジアの地方自治と分権改革の現状
【第 6章】韓国の地方自治法制と分権改革の現状
  第1節 韓国の地方分権改革と課題 <崔 祐溶>
  第2節 韓国における基礎自治体の合併と合併特例に関する一考察 <文 尚徳>
【第 7章】中国の地方分権改革と法制度
  第1節 現代中国の中央と地方の関係―制度上の問題を念頭に <呉 東鎬>
  第2節 中国地方政府の革新の現状とその発展方向 <薜 剛凌>
【第 8章】台湾地方政府法制の変遷と展望 <黄 錦堂>
【第 9章】東南アジアにおける地方分権改革 <井川 博>