個人情報保護法――理論と運用

2009年刊。 平松 毅 著/ 定価(本体4,000円+消費税)/ A5判並製/400頁/ ISBN978-4-8420-1516-3

個人情報保護の究極の目的は,社会の連帯にある。他人に自己の個人情報を与えることによって他人から人間として扱われ,社会と連帯することができる。こうした問題意識のもとに,個人情報保護先進国ドイツとの比較を中心として,そのあるべき姿を論じた意欲作。


書籍


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主要目次
第1章 個人情報保護の理論
 第1節 個人情報保護の理論的構成
 第2節 自己情報コントロール権説の検討
 第3節 IDカードおよび国民背番号制
 第4節 インターネット社会における個人情報保護
第2章 日本の個人情報保護
 第1節 個人情報の保護に関する法律
 第2節 行政機関個人情報保護法
 第3節 個人情報保護条例
 第4節 個人情報保護に関する日本の判例
 第5節 個人情報の開示,訂正,削除に関する判例
 第6節 個人情報保護に対する過剰反応―ドイツ連邦個人情報保護法と比較して
 第7節 住民基本台帳ネットワークシステムの成立
 第8節 住基ネット最高裁合憲判決判例評釈
第3章 ドイツの個人情報保護
 第1節 ドイツ連邦個人情報保護法
 第2節 ドイツ連邦個人情報保護法と連邦個人情報保護監察官
 第3節 自己情報決定権と国勢調査違憲判決
 第4節 住居に対する遠隔盗聴違憲判決
 第5節 ドイツ連邦憲法裁判所ビデオ監視違憲判決
 第6節 自動車登録番号自動記録装置違憲判決
第4章 諸外国の個人情報保護
 第1節 個人情報保護の諸原則とEU個人情報保護指針
 第2節 スウェーデンの個人情報保護法
 第3節 スウェーデンの国民背番号制