混迷する憲法政治を超えて(仮)
2025年刊。 憲法ネット103(憲法研究者と市民のネットワーク) 編 / 予価(本体2,800円+消費税)/ A5版並製/(予)320頁/ ISBN978-4-8420-1091-5
◆日本国憲法の立憲主義、民主主義、平和主義の諸原則を守り発展させるために◆
対米従属のいびつな軍事大国化、クアッド(QUAD)・オーカス(AUKUS)と一体になった対中敵視政策、新自由主義の跋扈とグローバル化による地方の疲弊、分断と格差社会の急速な進行、世代間対立をあおるポピュリズム政党の進出など、現代の混迷する憲法政治への提言!
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主要目次 第1部 平和主義のいま 第1章 日本国憲法の平和主義の理念と試練 (河上暁弘) 第2章 安全保障政策の大転換─安保3文書がもたらす世界 (高作正博) 第3章 今あえて、「軍事によらない平和」を追求することの意義 (三宅裕一郎) 第4章 防衛力の抜本的強化と九州地方への影響 (青野篤) 第5章 沖縄と平和主義―「平和的生存権」からの考察を中心に (飯島滋明) 第2部 民主主義・立憲主義を問う 第6章 「民意」もしくは「憲法」か (石村修) 第7章 議会政治・憲法政治から見る安倍政治の総括―「レガシーを拒否する」主権者の権利 (永山茂樹) 第8章 改憲論に対する憲法学的考察 (植野妙実子) 第9章 劣化する民主主義と選挙制度改革の展望 (小松浩) 第10章 「政治とカネ」の重大問題―裏金をなくす改革の必要性 (上脇博之) 第11章 わが国における司法の果たすべき役割は何か (青井未帆) 第12章 憲法審査会における議論の現在 (大江京子) 第3部 人権は守られているか 第13章 災害と憲法 (根森健) 第14章 コロナ禍における安全・安心と自由 (愛敬浩二) 第15章 出入国管理に対する憲法的統制の実現に向けて―2023年入管法改定を中心に (佐智美) 第16章 個人の尊重・平和的生存権・女性の政治参画―ジェンダーと人権をめぐる憲法学的考察 (塚林美弥子) 第17章 靖国神社合祀拒否訴訟の検討 (稲正樹) 第18章 ビラ配布の自由と憲法裁判―21世紀初頭における市民的自由の状況 (成澤孝人) 第19章 マイナンバー制度とプライバシー―違憲訴訟で問題となったこと (水永誠二) 第20章 教育費無償化の改憲論 (丹羽徹) 第4部 憲法を未来に生かすために 第21章 日米安保条約の終了―主権国家日本の回復のために (小林武) 第22章 憲法9条解釈の前提となるべき戦争記憶の探究―沖縄戦ポストメモリーと集合的記憶 (麻生多聞) 第23章 平和的生存権と国際協調主義に基づく国際連帯活動―ガザ攻撃と日本 (清末愛砂) |