亡命と家族――戦後フランスにおける外国人法の展開

2015年刊。水鳥 能伸 著/本体10000円/A5判上製/488頁/ ISBN978-4-8420-1075-5

事実上の移民受入国となりつつある日本は、外国人の権利保障の問題について、第二次世界大戦後のフ ランスの議論・制度から大きな示唆を得ることができる。
亡命権(庇護権)と家族呼寄せ権を軸として、これらの課題に正面から本格的に取り組んだ重厚な研究書。


書籍


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主要目次

序章 戦後フランスにおける外国人の権利保障
 「外国人」の定義と憲法上の地位
 外国人法の法源と権利の保障制度
 外国人法および移民政策の展開

第T章 亡命権(庇護権)
 亡命権(庇護権)の概念
 亡命権保障の法的根拠 
 亡命権保障の展開 
 亡命権保障の内容と申請棄却者の地位 
 亡命権と憲法改正 

第U章 家族呼寄せ権
 「家族」の概念
 家族呼寄せ権の法的根拠 
 権利保障の展開 
 権利の内容・限界と裁判的コントロール 

結章 日本国憲法と亡命権および家族生活の尊重の権利
 日本国憲法と亡命権 
 外国人の家族生活の尊重の権利